BiNDユーザーには毎年恒例の季節がやってきました。そう、新しいバージョンの発売です。
なんだか、今年の商品はBiNDupということらしいです。

で、これまた恒例の優待販売のメールがきました。価格設定は相変わらずお得感あります。BiNDismでそれなりに多くお客様とお話をさせていただいてきましたが、結構の人数がBiNDファンです。デジステが好きとか、平野さんが好きとか(笑)、バグがいっぱいあってもサポートからの返事が遅くても毎年BiNDを買っちゃうんですよね。って。ユースト割とか今はやってないですが(懐かしいと思う人も少なくないはず 笑)、この優待は相変わらずお得設定です。

ところが、これまた相変わらずなんですが、内容が不透明
細かい仕様についてとかはどうでもいいんです。(BiNDファンにとっては)
これまた恒例の「あれ、こういうこと?!」みたいな期待外れもいいんです。「レスポンシブの設定がまさかここまで細かくできるとはビックリだ!」みたいな逆のビックリももちろん大歓迎です。

でも今回の不透明は負担する費用に直結する不透明があり、メーカーでないBiNDismあてに質問のメールがきたりするんです。「メーカーに聞いても都合のいいことしか言わないと思うので質問させてください。」とこちらに質問がきたりしていました。

なので、代表してメーカーに聞いてみました。嫌われ役を一手に引き受けて、しつこく聞いてみました。
そして、質問した後に「これはブログで書いても問題ないですか?」と確認したら、「制限は設けていません」ということだったので書かせていただくことにしました。

さぁ、ここからが本番です。長い前置きに付き合っていただきありがとうございました。

おそらく皆さんも「?」と思っていることが
ウェブアプリ機能アップデート※2についてではないでしょうか?
※2 利用は1年間のみ、2年目以降は必要に応じてパッケージの購入またはクラウド登録が選べます。
ってどういう意味?2年目以降毎年購入するの?と思っていませんか?

 

※メーカーティザーサイトより

結論は、1年経過後に29,760円(税別・年払いの場合)が必要になります

1年経過後の支払いをしなくてもパッケージ版のBiNDupは使えます。ウェブアプリというのはBiND10でも同様に1年間はBiND Cloudが使えるということと一緒です。パッケージ版があるからBiNDクラウドは使えなくても問題ないはずです。でなければ最初からBiND Cloudとして使ったほうがいいです。

問題は機能アップデートです。

BiNDはバグの修正はアップデータの配布ということで対応しています。それが、1年経過後に更新料を払わないとアップデータの提供が受けられないということになります。「アップデータなしでも使えるならいいじゃん」と思った方もいるかもしれません。でも、それは現実的ではありません。これまでの経験からして、1年経過後にバグがゼロになっているとは思えません。そして、facebookやinstagramのソーシャルパーツやGoogle Mapを貼り付けたり、Youtube動画を貼り付けたりしていると思いますが、それらサービスの仕様変更があればBiND側が対応してアップデータで対応しないと正常に動作しないことになります。

デジタルステージさんに確認した結論がこうでした。絶対に「お前うるせーよ!」とか、「しつこい!」って思われています。なんども確認しましたので。だって昨日聞いた時の答えと今日で回答が違ったんだもん。(笑)
だから今日はしつこく確認しました。その結果がこのようなことでした。

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ここからはメーカーの回答ではなく、私の考えです。

BiNDクラウドはAidジェネレーターができてから遅く実用に絶えないと感じています。ただ、外部サーバーにアップロードできるようになりましたし、インポート・エクスポートができるようになったので、利用環境によってはBiNDクラウドはありだと思っています。それと同じだけの出費はしてもいいんじゃないかと思います。

というか、デジステさん的にはそうしてもらわないと現実厳しいんだと思います。ここ数年、なんとかクラウドに移行させたいみたいな感じがありありと出てましたが、その結論がパッケージ版でも毎年更新料を払ってもらおうということなんだと思います。

更新のために29,760円(税別)を払うのがどうしても納得できない人は、BiND以外の方法を考えるしかないでしょう。でも考えてみてください。趣味のサークルや保護者会のお知らせページを頼まれて1回作るだけならお金はかけたくないでしょうが、仕事としてのホームページを無料でできるものを探すこと自体が無理があります。年間3万円程度の出費は月額に換算すると2500円程度の額ですから最低限必要な経費だと考えるようにしましょう。

WixやJimdoも独自ドメインで使うには月額換算千円程度は必要になります。その差額にこだわる方や、WixやJimdoの方が使い安いと思った人はそちらを使えばいいでしょうが、それなら「WordPressならソフトはいらないから」は難しいです。ブログとして使うのはめちゃくちゃいいですが、自由なレイアウトで公式サイトを作ろうと思ったら初心者ができることではなく、専門家に依頼するとかえって高くつきます。「自分で更新できると思ってWordPressで業者に作ってもらったけど、ブログの追加はできるけど、それ以外の更新や変更、ページ(固定ページ)の追加などは難しくてできない」ということでご依頼をいただきBiNDでリニューアルさせていただくお手伝いをさせていただいたことは何度もあります。

今後はBiND11, 12, 13と毎年パッケージ版をリリースするのをやめてBiND upということにしたのでしょう。
毎年新しいBiNDが発売されてそれを購入する。それが毎年9月にやってくる。と思うことにしませんか。
今回のデジステさんの答えを聞いて調べてみたんですが、Adobe museはサービス終了だそうです。また、ホームページビルダーはまだ売っているようですが2年近く新しいバージョンは出ていないようです。簡単にホームページが作れる系のソフトはもはや1択状態です。BiNDが今後も継続してもらうためにも、年間3万円必要なソフトだと割り切りませんか。

だとしても十分にいいソフトだと思います。