BiNDクラウド公式サイトのスクリーンショットです。

解約したらデータが使えない、WebLiFEサーバーにしかアップロードできない。というとんでもない代物だった時と比べ、今のBiNDクラウドは「使っても大丈夫」なものになったと考えています。データのエクスポート・インポートが可能になりましたので、BiNDクラウドを解約することになってもデータを破棄することなくBiND9にインポートして使えるようになっています。また、BiNDクラウドを使いながら外部サーバーにアップロードすることも可能になりました。BiNDクラウドはサーバー機能も込みなのでわざわざ別料金を払って別のサーバーを使う必要性がわからないという方もいらっしゃるかもしれませんが、それが狙いなんだろうと思います。この意味がわかる人はWebLiFEサーバーは使いません。

独自ドメインが使えないエントリーコースは問題外です。比較の対象から除きます。プロコースでご利用の場合年額32,140円(税込)となります。

日本語のWEBフォントがどうしても使いたい場合には選択肢としてありなのかもしれません。または、複数人が異なる拠点・異なるパソコンから分業的に更新・管理したい場合にはクラウドが好ましいのかもしれません。この2つのケースに限ってはBiNDクラウドの利用はアリだと思います。でも、日本語WEBフォントを使う場合以外ならサーバーは外部サーバーを使うべきです。WebLiFEサーバーは何しろ使いにくいです。そしてなによりWordPressを使うなら明らかに使いにくです。任意のディレクトリを指定してインストールできますか?他のサーバーに引っ越す時WordPressのデータを持ち出すためのツールが用意されていますか?

最近、BiNDクラウドセールスパートナーとかいう制度を始めていて、BiNDクラウドのデメリットを説明することもなく、利用者ごとに定期的に収入を得られる仕組みを利用した勧誘が見られるようになっているので、気になり改めてBiNDクラウドの利用にあたっては気をつけてほしい。という思いで投稿しています。

 

複数人・複数拠点で使う場合にはBiNDクラウドはありだと思います。しかし、クラウドと使いながら別のサーバーを利用したとすると、仮にエックスサーバーの場合で別途12,960円(税込・初期費用は含まない)かかります。BiND9を購入すれば21,384円(スタンダード版)とサーバー料金です。1年ですでにBiNDクラウドより安いですし、仮に2年使えばBiNDクラウドとBiND9のコストの差は明らかです。(BiNDクラウドでも別サーバーで公開するという前提での計算比較です)

BiNDismとしては決しておすすめではないBiNDクラウドですが、安く使える方法があるのをご存知ですか?それは、GMO系のサーバーのオプションとして利用する方法です。

ロリポップ!スタジオサイトのスクリーンショットです。

ロリポップでは「ロリポップ!スタジオ」として月額980円(税抜)で利用できるようです。ロリポップのサーバー料金が別途必要ですが、BiNDクラウドとしては本家を利用するよりも安いことになります。この場合はアップロードに使えるサーバーが当然ロリポップに制限されますし、BiNDカートなどの一部機能が使えないようですが、こんなところでもBiNDクラウドを使えるようになっています。

GMOクラウド レンタルサーバー公式サイトのスクリーンショットです。

また、同じくGMO系でGMOクラウドのレンタルサーバーでも同様にオプション設定でBiNDクラウドが使えるようです。こちらは月額1,500円(税抜)になっています。こちらでは1ドメインしか使えないと記載されています。仮に2つのサイトを別ドメインで作りたい時には2口のオプションを申し込む必要があるようです。それなら本家の方が安くなりますね。(笑)

サーバーのオプションの場合、当然公開するサーバーはそのサーバーに制限されるでしょう。もし、エックスサーバーのオプションでBiNDクラウドが980円で使えるようになったとしたらBiNDismとしては「超オススメ!」としてあちこちで宣伝するかもしれませんが、上記のGMO系では…

BiND9はすごくいいと思います。BiNDクラウドもホームページを作成するツール(サーバー機能はなしなら)として考えればいいと思います。だから、ちゃんと知って決めてください。


 

BiNDで作るホームページ制作 バインドイズム – BiNDism
https://bindism.com