話題の(?)の「BiND Press」を検証がてら触ってみました。
〈ブログコーナーを追加〉からBiND Pressをはじめると、上のようなデザインのテンプレートページがコーナー内に作られます。BiNDが自動的にやってくれる準備はここまで。さ、あとはわかりにくくて有名なBiNDのマニュアルページを見ながら勝手にやってね(笑)。って、おい。それは無理じゃないでしょうか。BiNDの対象ユーザーはホームページの初心者ですよね。
ちなみに、マニュアルでは「各サービスツールを活用する」のなかにある「BiND Pressを使う」のなかに9件の項目について説明があります。これでわかりますか?
http://www.digitalstage.jp/support/bind9/manual/04/07/
さて、BiNDismがあなたに変わって検証してみました。
結論は「単純なお知らせとして利用するにはオススメ!」です。
ブログとして使うつもりなら、ちょっと無理があります。
という感じです。
上のテンプレートを自分のサイトに合わせて設定しないといけません。このテンプレートページのいじり方がわからないと使う気にはならないでしょう。だって、こんなデザインのページをそのまま使いたいと思わないですよね。
少なくとも、ヘッダーとフッターを他のページと合わせたものにして、見出しの色などのCSSもサイト全体と統一したものにしたいですよね。他のページにあるヘッダーをテンプレートページにも設定しましょう。一般的にはヘッダー・フッターなどの多くのページで共通して使うブロックは共通設定にしていると思います。それと同じものをBiND Pressのテンプレートにも設定してあげましょう。
そして、次はBiND Pressに記事を追加していったときに、自動的にその一覧が表示されるブロックをトップページなどに設定しましょう。ちょっとしたお知らせをトップページのお知らせ、newsなどのブロックに掲載することが多いと思いますが、ホームページに慣れていない方はそこに直接何行ものお知らせを書いてしまったり、20や30の一覧がずらっと表示されて2年も3年も前のお知らせがいつまでも表示されていたりします。
それとは対象的に、お知らせやイベントのページをバインドで新しく追加したとします。それだけではその新しいページが追加されたことに誰も気づいてくれません。そこで、通常はトップページのお知らせなどに1行程度の簡単なリンクを置いて、クリックされたらその新しく使ったページにリンクして読んでもらう。そんな感じですよね。
でも、意外とページを作ったときにトップページにリンクを置いてあげないといけないということをわからない方がいたり、わかっていても忘れてしまったり、ページを作ってトップページにリンクを書くのが面倒でいつの間にかトップページに直接お知らせを書くようになってしまったり。ホームページを専門にやっている方や慣れている方からしたら「そんなバカな!?」かもしれませんが、結構あるんですよ。『バインドあるある』です。バインドのターゲットユーザーは基本初心者ですから。
そんなとき、BiND Pressでお知らせページを作れば、自動的にトップページなどに表示させるようにできるわけです。しかもこれはWordPressなどを使うものではないのでBiND9だけです。エックスサーバーでないとサポートしませんとかややこしいこともなく、バインドとは別にWordPressの使い方まで覚える必要がなく、手っ取り早く使えそうです。
でもその前に一言!
CMSとして使えるブログ機能ではないです。
デジステさんはなにをもってブログ機能と言っているのかわかりませんが、バインドのページをスマートモードを使って便利に使えるようにした仕組みです。
BiND Pressの記事は、自動的にファイル名がページタイトルになるようです。昨今のSEOではページタイトルは一番大事ですよね。それがページタイトルになる。そしてページタイトルはURLになる部分ですので英数字だけです。省略したときには日時の数字で自動的に設定されます。ページタイトルが日時ではSEO的にみればアウトと言わざるを得ないでしょう。
WordPressでは投稿の件名がページタイトルになります。ですから、件名にキーワードが入るように工夫したり、キーワードを意識して投稿を増やしていけばいくほどSEO的に効果が期待できるわけです。
BiND PressではそんなことからもブログとしてのSEO効果を期待したような使い方には無理があります。
でも、キーワードなど関係のないお知らせとして使うには便利です。クリニックやエステ、鍼灸院などで休診日のお知らせなどをホームページでお知らせしたいということは多いと思います。そんな使い方にはめちゃくちゃいいと思います。
BiND PressはBiND9からの新しい機能です。記事が50、100となったときに挙動の安定は保たれるのか?アップデータで仕様変更がされたときに、それまでの記事に不具合はでないのか?などは未知数なので、検証しながらの利用になることは認識していた方がいいと思います。
BiNDで作るホームページ制作 バインドイズム – BiNDism
https://bindism.com