※画像はエックスサーバーサイトの一部をスクリーンショットしたものです。
やっと引っ越ししました。BiNDismは2011年にお名前.com共用SDサーバーではじめました。当初はBiNDismでブログはやっていなかったため、特に深く考えないで決めたように思います。みなさんもそうな感じですよね?
もともと社名のドメインとしてドメインを取得して、メールなどではさくらインターネットのレンタルサーバーを使っていました。今となってはBiNDismをさくらではなく新たにお名前.comSDサーバーを借りた理由は覚えていません。(笑)
そして、Blogを始めるようになり、情報として提供するためにサーバーを色々と調べるようになり、エックスサーバーの存在を知ります。そして、調べれば調べるほど「絶対エックスサーバーが一番いいじゃん!」と思うようになります。使い勝手の検証という目的もあり、もちろん自分でもエックスサーバーを申し込みます。
管理画面の使い勝手も完璧。これまで結構長い間お名前.comサーバーの管理画面も使いやすいと思って使っていました。でもそれはさくらインターネットと比較しての使いやすさだったのかもしれません。さくらインターネットは管理画面の使いやすさだけは本当にいまいちです。料金やスペック的には文句のつけようがない。でも管理画面がお粗末なんですよね。
そんな感じで3つのサーバー(さくらインターネット、お名前.com共用SDサーバー、エックスサーバー)を使い続けています。途中ロリポップも試したりしながら、今はもとの3つだけになっています。数年間3つのサーバーを比較してきた結果、やはりエックスサーバーが一番いいというのが私の結論で、BiNDismのサーバーも引っ越して、そろそろ他の2つは解約してもいいかな。と考えました。
ここでちょっと問題がわかります。お名前.comサーバーはphpmyadminがインストールされていません。使う時には自分でインストールして自己責任で勝手にやりなさい。的なスタンスです。そこで、まずは「WordPressを引っ越すための手順を確認しなくてはいけない。」と思い、WordPressのツールにある「エクスポート」から試してみました。エクスポートは特に問題なくできます。「これでエックスサーバーにインポートすればいける?そんな簡単にいけるわけないよなぁ〜。」と思いつつ試してみました。やはりそんなに甘くはなかったです。処理が途中で止まってしまうんです。CGIの負荷が許容範囲を超えました的なメッセージとともに止まってしまいwordpressの引っ越しが完了できません。予想通りとはいえ、やはりphpmyadminを使えるようにしてそっちからやるしかないか。。。そこで一度引っ越し願望が薄れ、放置してしまいました(笑)。
BiNDismでwordpressのサンプルとして10個の投稿しかないblogが複数がありますが、これらはエクスポート/インポートで問題なく使えました。ある程度の数(データ量)までであれば、CGIなどの処理がタイムアウトすることなくできるんだと思います。でも100を超える程度のBiNDism Blogでダメでした。
最近になってまた引っ越ししよう願望がでてきて、お名前.comサーバーにphpmyadminをインストールしてみました。インストールはググったら出てくる情報で問題なくできると思います。実際できました。でも、エクスポートしたいデータベースを指定したいのに選択できる状態にするためにまた手間がかかりしました。お名前comSDサーバーを申し込んだ時にはphpmyadminがすぐに使えるようになっているかどうかなんて、ほとんど気にしていなかったと思います。WordPressも使い始める前でしたし。。
手順としては、
- お名前.com共用SDサーバーにFTP接続してwp-contentをダウンロード
- お名前.com共用SDサーバーにphpmyadminをインストール
- WordPress(BiNDsim Blog)で使っているデータベースをエクスポート
- エックスサーバーにbindism.comのドメインを追加
- エックスサーバーの管理画面からWordPressをインストール(bindism.com/blog)
- インストールした/blogで使うデータベースを選択してphpmyadminからインポート
- エックスサーバーにFTP接続してwp-contentをアップロード
ざっと、こんな手順で引っ越しは完了しました!
サーバーって最初に使い始めるとなかなか変更するきっかけってないですよね。お名前.comのサーバーが特別に不満があったわけでもなく、管理画面の使い勝手は悪くないと思います。ただ、総合的に考えてエックスサーバーに引っ越すことを決めたわけですが、そうなると引っ越し先ではなく、引っ越し元のサーバーでphpmyadminがインストールされているかどうかでそのためのハードルが随分変わるように思います。引っ越しされてしまう側(サーバー会社にとってはユーザーを失う)にとっては引っ越しされにくくするためにphpmyadminをインストールしておかないという考えもできるのかもしれませんが、そこはあえてサーバー会社の考え方ですよね。
そんなタイミングでBiND9の発売がアナウンスされたのですが、あいかわらずのBiNDクラウドへのだますかのような誘導だらけです。phpmyadminがどうかなんて話とは別次元で、引っ越したら(解約したら)データすら使えなくなり、新しく作り直すことになります。サーバーでプログラム処理しているWordPressなどなら分からなくはない話ですが、BiNDで作ったサイトさえも引き続きデータを使うということができないんです。phpmyadminがインストールしてある可能性なんてゼロに近いですよね。おそらく、一度BiNDクラウドを使ってしまったら、引っ越す時にはそれまでのすべて(バインドデータ、WordPressデータ)がパーになると思います。
「解約したらデータが使えないことを理解していて、それでも複数のパソコンからBiNDのインストールなしに編集できる環境が重要。」ということであれば、BiNDクラウドを使うのはいいのかもしれません。BiNDクラウドがダメと言っているのではなく、解約したらデータが使えないということと、サーバーを無理やり抱き合わせで抱え込もうというデジステのスタンスがダメだと思っているだけです。
でも、解約したらバインドデータが使えなくなるというサービスで、それを適切に情報提供しているとは思えないやり方に引っかかって欲しくないので、BiND9に付いてくるBiNDクラウド1年間の無料利用に引っかかる前にこの記事を読んでもらえたらと思います。
BiNDで作るホームページ制作 バインドイズム – BiNDism
https://bindism.com