デジタルステージさん絶賛ゴリ押し中の自動作成機能「AiDジェネレーター」を試してみたご報告の第二弾です。Facebook広告で頻繁に見かけるようになってきた広告には、
カスタマイズも簡単だからweb制作が初めての人でも安心。
と書いてあります。
この機能ができてからBiNDクラウドが重くなってイラっとしている方もいらっしゃると思いますが、AiDジェネレーターという機能がめっちゃすごいなら文句ばかり言っていてもしょうがないので試してみようという企画です。(企画は言い過ぎかな?)
適当に選択して試しに作成しました。アニメーションをいろいろと表示しながら3パターンとやらを作成するのにだいたい5分くらいという印象でした。その中で選んだ一つが上のサイトです。AiDジェネレーターで作成した実際のサイトは下記URLでアップロードしてありますので、ご確認ください。
http://bindismcom.xsrv.jp/aid/01/
今回の目的はデザインがどうこうではなく、カスタマイズが簡単といううたい文句についての検証です。
結論から言うと、細かいカスタマイズはDRESSがわかっていないと無理です。
作成されたブロックを編集モードで開いて見ると、「スマートモード」で作成されています。スマートモードは文章や写真をそのまま変更するだけなら誤ってぐちゃぐちゃになるような事は避けられるので便利ですが、それ以外の変更はほぼできません。写真と文章の位置を逆にして幅が広い位置を左から右に変更する。なんていう些細な変更もスマートモードではできません。
そして、ブロックエディタのCSSタブを見るとほぼ何も設定されていません。CSSと詳細設定を確認しても何も記載がありません。という事は自動作成されたサイトのデザイン的な要素はDRESSということになります。確認してみましたところ、やはりそのようです。DRESSは一括で変更できたり便利なんですが、どこで何を設定できるのかが何しろわかりにくい。cssを知らない人にはほぼ無理でしょう。バインドのメインユーザーはホームページの初心者ですよね。って事はカスタマイズは極めて難しいでしょう。
私は全体で管理したい文字(見出し、本文など)の文字サイズや行高さ、メニュー項目の設定、リスト(テーブル式やニュース式)などはDRESSで設定していますが、DRESSでなくても設定できることはなるべくCSSタブのほうで設定するようにしています。それは、納品後にお客様ご自身でいじりたいと思ったとき、DRESSは極めて扱いにくいと思っているからです。
一般的ではないソフトで、しかも最近できた新しい機能ですので、慣れの問題もあると思います。慣れてしまえば「DRESSナイス!」とか言っているかもですが、バインドのユーザーが基本的に初心者として考えたらDRESSはわかりにくいです。
しっかりとしたマニュアルがあればまだいいですが、マニュアルはいつもの調子ですし、基本的にDRESSはサポートの対象外です。どうやって使い方を調べたらいいのでしょうか。。。
サポート対象外のDRESSで設定をされたデータとなるAiDジェネレーターは、カスタマイズは簡単ではありません。レイアウトではなくても、「緑を指定したけどもうちょっと明るい緑がいい」と思った時に、あちこちで設定されいる緑や、飾り的に使われている緑のパーツなどはどこで変更するのか。ホームページの初心者が一人で解決しながらカスタマイズしていくというのは簡単ではありません。
写真を入れ替えてちょっと文字を打ちかえるだけでいいなら使えるでしょう。でもそれ以上のカスタマイズが必要なら難しい。というのが印象でした。
BiNDで作るホームページ制作 バインドイズム – BiNDism
https://bindism.com