BiNDクラウドのベータ版が始まりましたね。「パソコンにインストールしないで使えるから便利!」...ですか?
インストールして使えばよくないですか?
それよりも、このようなサービスは使うまえに、解約後にどうなるか?をちゃんと確認してから始めないと、後から困ったことになりかねないです。
そこで、ちょっとだけ。
よくあるお問合せを見ればわかる事ですが、
BiNDクラウドは、
BiNDクラウドで作成したデータを自社・他社に関係なくレンタルサーバーにアップロードすることはできません
とはっきりと書いてあります。
また、もう一つ重要なことは、
BiNDクラウドのサイトデータはクラウドでのみ編集が可能で、一度移行したサイトデータはローカルアプリケーションのBiNDシリーズで利用することはできません。
とも書いてあります。
ようするに、BiNDクラウドを使い始めたら使い続けないといけないということです。
解約したら、ローカルアプリのバインドでは編集できないという事は、作ったデータは使えないという事ですよね。
また、サーバーが高いから安いサーバーに引っ越したい。なんて思っても許してくれません。他のサーバーでは使えないんです。
BiNDクラウドは、サイトデータをネットワーク上で作成・管理・公開することを一連のサービスとして提供しているため、公開用のレンタルサーバーを用意する必要がありません。
なんて書いてあるのを読んで、ユーザーのためを思ってなんて誤解しないでくださいね。
使い続けないかぎりバインドで作ったデータを放棄することになる。
という事を認識して、それでも問題ないと言える人が使うサービスです。
相変わらずWebLiFEサーバーを使わせるための作戦に一生懸命ですよね。そりゃあ、毎月三千円の金額を決まって払ってくれる人をどれだけ集められるかは経営上大切な要素なんでしょう。でも、一般のレンタルサーバーを使っている人(知っている人)は、まず使わないですよ。
BiND for WordPressのアナウンスをUstでやって、「サーバー縛りをやめてほしい!」という声に応えて一般サーバーでも使えるようにしたという事がありました。「そうですね。もうサーバーある人はサーバー縛りだと使えないんですよね...」のような事を言っていました。
それは違いますよね。他のサーバーを知っている人は、WebLiFEサーバーのほうが良いとわかれば切り替えます。引っ越してもドメインをそのまま使える事もしっているし、やり方も知っています。でもそうしないのは、WebLiFEサーバーに魅力がないからです。無料のチケットを付けて、よくわからない人が申し込むのを狙っているかのように感じますが、他のサーバーを知っている人は無料だって使いません。無料期間後は有料になるのを知っているから使いません。
それはまだサーバーだけの問題ですが、ついにBiNDクラウドになると、「せっかく作ったのに解約したら使えないの〜...」となってしまうため、あえて書く事にしました。
それに、ちょっと思うんですけど、WebLiFEサーバーって、結構な頻度でメンテナンスのため停止します。的なお知らせがきますよね。しかも、その時間帯に止まったら困るかも。みたいな時間が書いてあったりします。クラウドになると、その時間は編集すらできないって事ですよね。
ただでさえ動作が重い(特にWindows環境)バインドが、ネットワーク経由で、しかもそれなりの人数がアクセスしている時に、ちゃんと動作するのか疑問です。
BiNDというソフトが大好きだから、サーバー縛りの収益のことばかりではなく、BiNDそのものの使い勝手やサポートの改善を先にやってほしいと思います。本当に、切に思います。
間違っても、パッケージ版をなくしてすべてクラウドに!なんて事はしないでくださいね。
バインドで作るホームページ制作会社 BiNDism(バインドイズム)
https://bindism.com