BiNDサーバーからGmailにメールが送れなくて困っている方へ

Gmailに送ったメールが送れていなかった。こんな現象に困っていませんか?
ご自身のメールに届く迷惑メールの数が増えていませんか?個人情報を入力させようとする銀行やamazonを装ったメールも、毎日のように受信されて困っているんではないでしょうか。そんな状況の中、莫大の利用者を抱えるGmailが迷惑メール対策を強化したことが主な原因だと思います。

メールを送信するサーバー

メールを送る時に利用されるサーバーが一般的にメールサーバー、送信サーバーと言われるものです。送信サーバーはサーバーアドレスと認証情報をパスすれば自分が使っているサーバーではないものでも利用可能です。悪意のある利用をする人は自分のサーバーを使わないで、関係ないサーバーを利用してメールを送ろうとしますので、それを防止するために、送信する前に一度受信をして認証してから送信をするなどの仕組みになっているのが一般的です。(これは非常に簡単に説明しています。)

Gmailの迷惑メール対策

独自ドメインでホームページを公開していると、そのドメインの前にinfo@をつけたメールアドレスにいっぱい迷惑メールがくることを実感されている人も多いと思います。BiNDismではエックスサーバーを使っていますが、他にも多くの人がエックスサーバーを使っています。そんな多くの利用者がまた多くのメールアドレスを設定して使っていると思います。それらのメールアドレスに毎日山ほどの迷惑メールが送られてくるので、サーバーの負荷は相当なものでしょう。

でも、いわゆるレンタルサーバーは他にもいっぱいあります。有名なものだけでもサクラインターネット、お名前com共用SDサーバー、ロリポップ、コノハWINGなど複数あります。ただ、Gmailは基本1つ。(サーバーはもちろん複数になっているでしょうが)です。日本中の方がほとんど使っているだろうGmail。さらに一人が複数のメールアドレスを使ったいるとするとGmailで稼働しているメールアドレスの数は莫大です。なので、Gmailは極力迷惑メールを防止したいと考えるでしょう。

そんな状況のなか、Gmailの迷惑メール対策が強化されるなどして、これまで送れていたのに最近Gmailに送ったメールだけ送れない。みたいなことでお困りのケースが増えて来ていると感じています。実際、BiNDismでお手伝いさせていただいたお客様から何件か「Gmail宛にメールが送れない」とお問い合わせを頂いてきました。

対策はSPFレコードを設定してあげるということですが...

「Gmail宛のメールが送れない」で検索すると以下のように出てきます。SPFとかDKIMとか聞いたことがない用語にお手上げという感じではないでしょうか。

色々と調べてみると、結局は自分が使っているサーバーのドメイン設定でDNSにSPFレコードを追加しなさい。ということです。
おそらく、『なんのこっちゃ』だと思います。

どういうことかと言うと、例えばbindism.comのドメインはエックスサーバーを使っています。エックスサーバーで利用しているbindism.comから送信したメールは「bindism.comは正規のサーバ利用者ですよ。」的なことを確認する仕組みのようなものです。本来の利用者でない悪意のある人がbindism.net(あくまで例えばの話です)からのメールとして私が利用している送信サーバーを利用してメールを送信した時、bindism.netは正規の利用者のドメインではないということになり、Gmailはそれを受信しない。みたいなことです。(めっちゃ簡単に言うと)

悪意ある人がbindism.comから送信するメールとして勝手にサーバーを利用したとしたら、それはサーバーを乗っ取られたってことになりますね。

bindism.comは正規な自分が使っているドメインなので、このドメインのSPFレコードをエックスサーバーの管理画面から設定できます。でも悪意ある利用者はbindism.netのSPFレコードを設定することはできませんので、「これは勝手に他人の送信サーバーを使った送信したメールですね。」と判断されます。

SPFレコードの設定の仕方は

BiNDismオススメのエックスサーバーは、マニュアルにしっかり用意されています。
https://www.xserver.ne.jp/manual/man_domain_dns_setting.php

サーバーとかドメインのことはほとんど知らないでBINDupで何となく作ってやってます。という人にはこの説明では難しいかもしれませんが、一般的にホームページに業務として携わっている人なら見ればわかるレベルだと思います。それがあらかじめしっかり用意されています。
エックスサーバーをご利用のお客様からお問い合わせをいただき、この手順で設定させていただきました。その後Gmailに送信できるようになったことを確認しましたので、大丈夫だったと思います。

さぁ、ここで問題です。「BiNDのサーバーではどうか?」

BiNDupサポートサイトの「キーワードで検索」に『SPF』と入力してみると、下のように1件見つかりました。

クリックして見てみると、「■Gmail宛に550-5.7.26エラーで送信できない」としてSPFレコードについて書かれています。

https://bindup.jp/support/09/0906/09090609t

コントロールパネルより、メールアドレスを作成している該当ドメインの「DNSレコードの設定値」に「TXTレコード」を追加し、以下の値を設定をお試しください。

・設定値
v=spf1 a mx ip4:122.219.43.142 ip4:122.219.46.7 ip4:122.219.46.23 ip4:122.219.46.39 ip4:122.219.46.55 ip4:210.131.150.91 ip4:210.131.150.92 ip4:122.219.45.73 ip4:122.219.40.14 ~all

DNSレコードの追加については、こちらのサポートサイトをご参照ください。

こちらをクリックすると、BiNDサーバーで設定しているドメインに対して、DNSレコードを編集する手順が説明されています。最後の「4.DNSレコードを編集する」のところ説明されている、「種別」に「TXT」を選択して、設定のところに上の設定値をコピペする感じで設定できると思います。

私はBiNDサーバーは使っていないので、実際に設定して確認はできていませんが、困っている人が多いと思いブログに書いてみました。

BiNDismにご依頼いただく方の多くは、BiNDupのサポートサイトに書かれていることでも、サポートを探すことなくメールで質問されるというのがこれまで10年以上やってきた印象です。ネットやホームページなどをやっている人は検索して解決というプロセスをたどることができると思いますが、あまり慣れていない人はどう検索すればいいのかわからないのかなと感じています。なので、BiNDサーバーを利用されている方がこの記事を見つけていただけるかどうかはわかりません(笑)が、書いてみました。

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