なぜBiNDupとWordPressの併用スタイルをオススメしているのか

BiNDismではBiNDupで作る公式サイトと、WordPressで作る公式ブログの併用スタイルをずっとオススメしてきました。
元々はBiNDismでブログを初めてからの効果を実感したことから始まりました。そして、そのブログは今も残っていて(投稿はサボり気味になってしまいました 笑)、BiNDismにご依頼いただいたお客様の多くがこの並用スタイルでブログを作ってきました。

自由なレイアウトはBiNDupで作る方が圧倒的に作りやすい

WordPressでブログを作るのが効果的ならサイト全体をWordPressで作ればいいように思われると思います。エディタもブロックエディタになってレイアウトが作りやすくなった今のWordPressならそれも言えるような気がしますが、当時10年くらい前のWordPressのエディタはレイアウトを自由に作れるものではなく、レイアウトの自由度ではBiNDup(当時はBiND)の圧勝でした。

WordPressでレイアウトを作ろうと思ったらWordPress専門の業者に依頼して、何十万も払わないと難しい時代でした。でも、そんなふうに専門業者に作ってもらったWordPressのサイトは決まった形式でページ(投稿)を増やして行けるようにはなっていても、それ以外のことをいじるのはほぼ無理で、結局使いにくいものになってしまったなんて苦い経験をされてきた方も多かったと思います。

一方、BiND(当時)は、当時からブロックエディタ形式になっていて、自由なレイアウトを作るというてんでは圧倒的に簡単だと思っていました。そして、BiNDupもWordPressもお互いに進化し、BiNDupのほうがレイアウトを作りやすいという印象は変わっていません。もちろん、私がBiNDupに慣れているということもありますが、「こんなレイアウトにしたい」とご要望を頂いた時、そのほとんどはBiNDupで表現可能です。

BiNDupのブログ機能「BiND Press」はSEO目的のブログにはちょっと心配が…

BiNDupがそんなに使いやすいならBiNDupにもブログ機能があるんだから、その「BiND Press」でブログを組み込めばいいんじゃないかと思いながらこの記事を読んで頂いている方もいるかと思います。

BiND Pressでブログを組み込んで作れば、ブログの一覧もサムネイル(小さい画像)付きで表示できたりBiNDupの機能ですので、使いやすいことは間違いないんですが、決定的な問題があるんです。それは、BiNDism Blogなどでもさんざん書いてきましたが

BiND Pressは専用サーバーにのみデータが保存される仕組みで、バックアップを取ることができない
ということにつきます。私はこれを問題視しています。BiNDのサポートにも「バックアップ機能をつけてほしい」と言ってきましたが、現時点その対応はされておらず、その見込さえもなさそうです。万が一、そのBiND Pressの専用サーバーに問題が生じて復帰できなくなったら、それまで積み重ねてきたBiND Pressの記事が全てパーになる可能性があるということです。Word Pressもサーバー(これは自分で利用しているサーバー)に保存されるプログラムですが、プラグインでバックアップができたり、BiNDismオススメサーバーの「エックスサーバー」は数日分のバックアップが任意に取得できる(有償)ので、万が一のときにもWordPressを復活させることができます。

でも、BiND Pressはウェブライフ社のBiND Press専用サーバーにのみ保存される仕組みで、自分でバックアップを取る手段もないんです。BiNDupのデータにも、自分で使っているサーバーにもBiND Pressのデータはありません。

なので、BiNDismにご依頼いただいたお客様には、この旨を説明し消えてもいいようなお知らせ(例えば、クリニックの休診とか料金改定のお知らせなど)にのみ利用し、ブログはWordPressでやりましょうとお話をしています。「サムネイル付きの一覧表示をしたい」とか、「BiNDupを覚えるだけでも大変なのにさらにWordPressも覚えるとか無理!」のような時には、記事をワードなどに下書きをするなどして万が一の時には原稿があるようにしておいてくださいのように念を押してBiND Pressでブログを作った方も数名はいらっしゃいます。

また、BiND Pressがこのような要素があることをなんの説明を受けないで、BiND Pressを多様したサイトを作る業者さんもいらっしゃるということです。大半をBiND Pressで作っているサイトで、5月の不具合の時「ほとんど表示されないようなサイトになっていた」という方もいらっしゃると思います。

WordPressで全体を作らないでブログを分ける理由

WordPressで全体を作らないでブログを分ける理由
逆に全部WordPressで作ればという考え方はWordPressを自由自在に使える方であれば一理あるかもしれません。でもBiNDismとしては並用スタイルのほうがいいように考えています。

その理由は、「公式サイトとブログを分けておくことで、公式サイトのリニューアル時にブログを気にしないでいい」ということが一番大きいです。

WordPressのブログで稼いでいるような方のブログやYoutubeなどで、「WordPressのテーマは有料がいいか・無料でいいか」のような題材のものをみたことがある人もいると思いますが、その多くは「有料がいい!」というものがほとんどだと思います。「圧倒的な使いやすさや機能性などが1万円程度で手に入るのに使わないほうが不思議」と言っているYoutubeなど私も多く見てきた印象です。

無料で初めて後から必要に感じたらその時に人気の有料テーマを購入すればいいじゃんという考えもあると思いますが、ブロガーの方の多くは、後からテーマを変えることに非常にリスクを感じているようです。テーマを変えたらあちこち修正しないといけなくなったり、SEO的に悪い影響があったらどうしようみたいな不安もあり、テーマを変えるということはあまりなく、「このテーマいいじゃん!」というものに出会ったら新しいブログとしてもう1つ作るという考えもするようです。

ブログだけでも後からテーマを変えるだけでも色々と躊躇するようなものであることを考えた時、公式サイトも一緒になっていたらどうでしょう?
影響がない程度でリニューアルとしたらほとんど変わらないものになってしまいますし、ガラッと変わったその時その時の「今っぽい感じ」にリニューアルしようとしたらなかなか難しいと思います。

BiNDupとWordPressの並用スタイルにするメリット

公式サイトとブログを分けておくと、公式サイトのリニューアル時にブログの事は考えなくていいのはすごいメリットだと思っています。これまで、BiNDismの公式サイトは2年でリニューアルしようと考えていてやってきました(最近はできていなくて、今回久しぶりに公式サイトに手を入れていますが)が、ブログはずっと継続して書きながらそのまま存在し続けてきました。

リニューアルで構成が変わったりして一時的にSEO的な影響を受けるような時(当然、301リダイレクトはしてますが)でも、BiNDの困ったで検索されたような時にBiNDismのブログが表示されてアクセスがあるという状況には影響をうけないため、急激なアクセスダウンを感じることもなく、リニューアル時の不安要素もほとんど感じないで続けてこれました。

BiNDupの公式サイトは2年毎にリニューアルし、WordPressのブログは無料テーマで変更しながら試行錯誤しつつ続けてきました。

当時のWordPressの有料テーマは、サイト毎に購入が必要だったり、購入してみないと試すこともできないという環境だったので、無料テーマで試行錯誤していました。有料テーマだとBiNDismにご依頼いただいて並用スタイルでやりましょうとなったお客様にもテーマを購入してもらわないといけないのでそれは難しいと判断していました。

でも、Lightningという有料テーマを調べていて、BiNDismが購入していればBiNDismのお客様はテーマを購入しないで使えるというを知りました。シンプルなテーマなので使いやすく、有料テーマならではの機能性もあり、そして、何よりVK Blcok Petternでレイアウトが作りやすくなっていたことが気に入りました。無料テーマで最近人気のCocoonは管理画面から設定できる項目が豊富で使いやすいんですが、その見栄えが貧素というか、「う〜ん、ちょっとなぁ」というものなのが気になってましたが、Lightningは見栄えも問題ないように感じます。

ぜひ、自由なレイアウトが作れるBiNDupの公式サイトと、費用負担なく有料テーマ「Lightning」が使えて、セキュリティ系やスパム対策系、バックアップ系、画像処理系、便利機能などのプラグインのインストール・設定をしたWordPressのブログの並用スタイルをお試しいただきたいです。

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